VPNを家族で共有して使う方法。1アカウントで良いのか。

目次

VPNは1つのアカウントを家族で共有して使える?

一般的な有料VPNサービスは1つのアカウント契約で同時に複数台のデバイスをVPN接続することが可能です。
1つのアカウントで家族の端末もまとめてVPN接続できたら便利…

記事のまとめ

  • 同時接続台数が多いVPNや接続台数が無制限のVPNを選べば、家族でアカウントを共有してVPNを使いやすい
  • 多くの有料VPNは1つのアカウントで同居する家族や離れて住む家族のデバイスにもVPNをインストールして接続することが可能
  • 一人で使っても、家族で使ってもVPNの料金は変わらない
  • VPNにはファミリーアカウントやサブアカウント機能は用意されていない

同時接続台数が多いVPNを選べば家族で共有して使える

同時に接続できる台数はVPNごとに異なる

1つのアカウント契約で同時に接続できるデバイスの台数は、VPNサービスごとに異なります。

以下のVPNサービスを選べば、家族全員のデバイスが同時にVPN経由でインターネットに接続された状態でも、同時接続台数の上限に引っかかりません。

同時接続台数に余裕があるVPNの一覧

VPNサービス名 同時接続台数
NordVPN
  • 10台
Express VPN
  • 10台-14台
Surfshark VPN
  • 無制限
Millen VPN
  • 無制限
Proton VPN
  • 10台
Private Internet Access
  • 無制限
CyberGhost VPN
  • 7台

同時接続台数が無制限のVPNも存在する

同時接続台数が無制限のVPNはSurfshark VPNとPrivate Internet Accessです。

NordVPNやExpress VPNなどグローバルで有名なVPNを利用する場合、家族全員のデバイスでVPN接続しても同時接続台数にはまだ余裕があります。

1つのNordアカウントで契約したVPNで、同時に接続できる端末数は最大で10台まで。

引用:nordvpn.com

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有料VPNは1アカウントを家族で共有して使う用途におすすめ

無料VPNはセキュリティの面でおすすめできない

無料で利用できるVPNはセキュリティ上の問題を抱えている場合が多く、サービスの継続性にも問題があります。

一方で有料VPNは月額数百円程度で契約できるプランも存在するのに、1つのアカウントで家族全員のデバイスでVPNが使える場合が多いです。

有料だから家族間でのアカウント共有を規制しないVPNが多い

有料VPNサービスは、プラン料金を支払ったアカウントに対して、VPN回線の帯域の一部を貸し出すサービス形態です。

NordVPN

家族で1つのアカウントを共有して使っても問題ない

有料VPNを契約したユーザーの家族が使用するスマホやPCなどのデバイスでVPN接続を使用しても問題ありません。

離れて住んでいる家族のデバイスでVPNを使いたい場合は、契約したVPNアカウントのメールアドレスとパスワードをその家族に共有すればOK

1アカウントで数人の家族が同時利用する分にはリソースを圧迫しない

複数人が同時に接続していてもVPNサーバーに過剰な負荷はかかりません。

多くの有料VPNサービスには接続台数に上限があるので、1つのVPNアカウントで何人のユーザーが同時に接続しているか、運営側にとっては大きな影響がありません。

上位プランを選べば同時接続台数が増えるVPNも存在する

例えばExpress VPNの同時接続台数はベーシックプランの場合10台が上限です。

Express VPNでは上位プランのアドバンスプラン、プロプランを選択すれば同時接続台数をさらに増やすことが可能です。

プラン 同時接続台数の上限
ベーシックプラン
  • 10台まで
アドバンスプラン
  • 12台まで
プロプラン
  • 14台まで

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VPNアカウントは離れて住んでいる家族にも共有できる

離れて住んでいる家族もVPNに接続する方法

1.スマホやPCに購入したVPNのアプリをインストール

2.共有されたメールアドレスとパスワードでログイン

Nord VPNアプリのログイン画面

3.VPN接続が利用可能になる

NordVPN Macアプリの操作画面

ファミリーアカウントやサブアカウント機能は用意されていない

大手VPNサービスの多くは、Amazon primeのようなファミリーアカウントを個別に作成できる機能は用意されていません。

NordVPNにもファミリーアカウント機能は無い

1つのVPNアカウントのメールアドレスとパスワードを家族で共有し、複数のデバイスからログインしてVPN接続が利用できます。

1人ひとりのVPN接続の閲覧履歴は他の家族もわからない

ノーログVPNを使えば家族に閲覧履歴が漏れることはない

家族で同じ1つのアカウントからVPN接続を行ったとしても、Web閲覧記録や履歴が他の家族にわかる心配はありません。

以下のVPNサービスはノーログポリシーを採用しています。

ノーログVPN

  • NordVPN
  • Surfshark VPN
  • Express VPN
  • Private Internet Access
  • CyberGhost VPN
  • Proton VPN

これらのVPNの接続記録はログとして保存されない仕組みです。

ノーログポリシーで運営できるVPNはデータ保持法の無い国に本社を設けている。

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1人で使っても家族で使っても料金は同じ

VPNの月額料金は、

  • 1人で利用する場合も
  • 家族でアカウントを共有して利用する場合も

同じです。

家族で複数デバイスをVPN接続すると上限に引っかかる場合も

家族が同時に複数の端末をVPN接続して利用するとVPNの同時接続台数の上限を超える可能性も。

たとえば、4人がそれぞれ3台の端末をVPN接続すると12台になる計算。

同時接続端末台数の上限に到達すると、VPNに接続しようとしても拒否されます。

VPNアカウントは友達に共有しても良いのか?

友達とのアカウント共有は禁止・制限されていることが多い

1つのVPNアカウントの共有は、一般的には家族や同じ家に住む数名の住人に限って明示的に許可されている場合や規制の対象外となるケースが多いです。

信頼できない他人へのアカウント共有は避けるべき

信頼できない知人やネット上の知り合いにNordアカウント情報を共有することはセキュリティの脅威に繋がるため危険です。

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